歯医者のどんちゃん 「スッキリわかる日商簿記３級」を参考に簿記の基礎を学んでいきたいと思います！
今回は、現金の処理についてみていきたいと思います！
１）小切手：現金に代わる支払手段
２）振り出す：小切手に金額を書いて相手に渡すこと
３）他人振出小切手：他人が振り出した小切手、現金として扱う
４）送金小切手：送金手段として銀行が振り出す小切手、現金として扱う
５）郵便為替証書：送金手段として郵便局で取り扱うもの、現金として扱う
１）帳簿残高：帳簿において、計算上、あるべき現金の金額
２）実際有高：会社の金庫やお財布に実際にある現金の金額
３）現金過不足：現金の帳簿残高と実際有高が異なるときの勘定科目
４）決算日：会社のもうけを計算するための締め日
５）雑損：特定の勘定科目に該当しない費用（損失）
６）雑益：特定の勘定科目に該当しない収益
目次
帳簿記録上の金額と実際にある現金が異なるときの仕訳についてです。
借方 貸方
資産：（増えた）左 （減った）右
借方 貸方
（現金過不足）100 （現金）100
→ ルール②：「（資産（現金））減った」は貸方
借方 貸方
（現金）100 （現金過不足）100
→ ルール②：「（資産（現金））増えた」は貸方
現金の過不足の原因が判明した場合の処理法です。
借方 貸方
（通信費）100 （現金過不足）100
→ ルール②：「（費用）発生」は借方
借方 貸方
（現金過不足）100 （売掛金）100
→ （資産（売掛金））減らして、現金過不足を解消
→ ルール②：「（資産）減った」は貸方
借方 貸方
資産：（増えた）左 （減った）右
収益：（なくなった）左 （発生）右
費用：（発生）左 （なくなった）右
決算というのは、締め日（決算日）を設けて、１年間の資産・負債などの状況をまとめることですが、決算日まで、現金過不足がわからなかったときに処理についてみてみましょう
借方 貸方
収益（雑益）：（なくなった）左 （発生）右
費用（雑損）：（発生）左 （なくなった）右
借方 貸方
（雑損）100 （現金過不足）100
→ ルール②：「（費用）発生」は借方
借方 貸方
（現金過不足）100 （雑益）100
→ ルール②：「（収益）発生」は貸方
今回は、現金の処理についてみてみました。
やはり、ルール②をマスターして、勘定科目の借方・貸方をしっかり覚える必要がありますね！
それでは、また！
[…] 前回、「【歯医者の簿記３級-③】現金」では、商品を売り上げて、代金を小切手で受け取った場合（他人振出小切手）、他人振出小切手は現金として処理しました。 […]