こんにちは、歯医者のどんです!
「スッキリわかる日商簿記3級」を参考に簿記を勉強しましょう!
目次
債務債権についてですが、
債務は、「あとで返してもらえる権利」
債権は、「あとで返さないといけない義務」
となります。
仕訳の勉強をしていると、結構ごっちゃになってしまって、もう一度まとめようと思います。
:
代金の一部を内金として前払いして、あとで商品を受け取ることができる権利のことを言います。
例えば、歯磨き粉100円注文し、内金として20円を現金に支払ったときは、
まず、現金は減ったので、貸方(資産減った)
借方に、前払金を書きます。
仕訳としては、
借方 | 貸方 | ||
前払金(資産増えた) | 20 | 現金(資産減った) | 20 |
になります。
商品を受け取って、残額を現金で払ったときは
借方 | 貸方 | ||
仕入(費用発生) | 100 | 前払金(資産減った) | 20 |
現金(資産減った) | 80 |
と書きます。
前受金は、商品の注文時に内金を受けとったことによって、あとで商品を渡さなければならない義務なので、負債として処理します。
たとえば、患者さんから歯磨き粉100円の注文を受けて、内金として20円を受け取った場合の仕分けは、
借方 | 貸方 | ||
現金(資産増えた) | 20 | 前受金(負債増えた) | 20 |
従業員の旅費など、費用の概算額を前渡ししたときには、確定するまで、仮払金で処理します。
仮払金は勘定科目の資産ですが、ちょっとピンときませんね。(「費用」と思ってしまう)
自分側のお金で、使わなければ自分の資産、残れば自分の資産というイメージでしょうか?
出張のための旅費として30,000円を現金前渡ししたとすると、
借方 | 貸方 | ||
仮払金(資産増えた) | 30,000 | 現金(資産減った) | 30,000 |
内容不明の入金があっとときは、そのお金は、仮受金として処理します。
仮受金は勘定科目の負債で、「内容がわからないから、あとでかえさないといけない!」イメージで覚えるといいんじゃないですかね。
従業員から当座預金に100円の入金があって、その内容が不明の場合、
借方 | 貸方 | ||
当座預金(資産増えた) | 100 | 仮受金(負債増えた) | 100 |
預り金は、あとで返さなければならない預かったお金です。
たとえば、給料から所得税や社会保険料を天引きしますが、
債務債権の概念でいうと、
従業員の給料から税と社会保険料の分を預かって、代わりに事業者が国に納めるわけですが、
事業者にとっては、代わりに納めなければならない義務で、勘定科目としては負債となります。
たとえば、給料が500円で、源泉徴収額50円を差し引いた残額を従業員に振り込んだ場合、
源泉徴収額50円は、一時的に従業員から預かっているお金なので、預かり金として処理します。
仕訳すると、
借方 | 貸方 | ||
給料(費用発生) | 500 | 預り金(負債増えた) | 50 |
普通預金(資産減った) | 450 |
になります。
債務は、資産として、「帰ってくる権利」「自分側のお金」などの、「自分のもの」というイメージです。
債権は、負債として、「返さないといけないお金」「他人のもの」といったイメージで覚えるといいんじゃないでししょうか。
ちょっとややこしいですが、復習してイメージをちゃんと学習しましょう!